一般的に、任意売却の成功率は競売申し立て前であれば約90%、競売申し立て後であれば約70%と言われています。
この数字を見ればわかる通り、任意売却は100%必ず成功する!とは言えないのが現実です。
任意売却は、住宅ローン等の債権者・差押権者など、全ての利害関係人の同意が必要なため、1人でも同意が得られないと失敗に終わってしまいます。
しかし、全ての利害関係人は金融機関が多く、任意売却に理解があるところがほとんどですので、そこまで心配する必要はありません。 専門家に相談し、丁寧に対応していれば、決して難しいものではないのです。

ただし、その成功率を上げるためにはいくつかのポイントがあります。

1, 時間に余裕があること・活動期間が多く取れること
競売の申し立て前であれば、約半年~1年の活動期間が債権者から与えられるため
その間は、 住宅ローンの支払いが止められますし、販売活動期間も長くなります。 ローンの支払いが止まることによって少し生活に余裕が出来ると思いますし、販売活動期間が長くなれば、より高値で購入してくれる買主様を見つけることも可能です。 このように活動期間に余裕があればあるほど、成功に近づくのです。

2, 債権者の対応が柔軟な可能性がある
物件を相場の価格で販売活動しても、市況によってはなかなか買主様が見つからないこともあります。
その場合、物件の価格を下げて販売活動することになりますが、競売申し立 て前であれば、債権者が価格改定に応じてくれる可能性が高くなります。 価格が改定となれば、その分買主様を見つけやすくなるのでとても重要です。

以上、2つのポイントを押さえれば、任意売却の成功率は限りなく100%に近づきます。 任意売却は、必ずしも全ての案件で成功するとは限りませんが、競売が申し立てられる前に、できれば「ローンが払えないかも….」と思ったその時に、なるべく早めに専門家へ相談することが、任意売却成功への大きな第一歩です。 任意売却をなんとしてでも成功させるために、私たち『住宅ローン SOS』がサポートいたします。