《ご相談内容》

埼玉県にお住まいのS様は、十数年前、埼玉県郊外にこだわりの注文住宅を建てられました。S様は会社を経営されていらっしゃいましたが、経営が傾き、やがて離婚。

S様も元奥様も別々の新居に住むようになったため、自宅は空き家となっていました。また、すでに自宅のローンは返済を延滞しており、今後も返済が出来そうにないとのことでご相談にいらっしゃいました。

 

《ご提案内容・結果》

弁護士の先生の助言の元、最終的には破産を視野に入れつつ、出来るだけ早く自宅を任意売却することとなりました。想像以上に家が傷んでおり室内のゴミや荷物も多かったのですが、こだわりの注文住宅で多少希少価値があったことと、建築請負金額が高めであったことが裏目にでて、債権者の査定額がかなり高くなってしまいました。なかなか購入希望者も見つからなかったため、価格の見直しの交渉を重ね、地道な販売活動を行い、周辺の市場価格に近い金額で任意売却することになりました。

無事に任意売却が終了した後、最終的にS様は自己破産することになりました。不安なお気持ちのまま過ごされていたS様でしたが、現在は新生活をスタートさせ、仕事を頑張っておられるようです。