住宅ローンを借りる際に重要となってくるのが、“どの金利プランを選択するか”です。住宅ローンの金利プランには固定金利型と変動金利型がありますか、今回は変動金利型について詳しくご紹介いたします。
○変動金利型とは
変動金利型は返済途中に定期的に金利が見直されるタイプの金利プランです。
一般的にはどの金利プランよりも金利が低く設定されており低金利が続けば返済額が減り、逆に金利が上がれば返済額が増えます。将来金利があがる可能性がありますので固定金利型より多少リスクがあると言えるでしょう。
住宅ローン金利は下がりつつあり「変動金利の過去最低の水準」と言われています。最近では1%以下の金利で借りられるローンも珍しくありません。
1990年代から低金利が続いておりますが、今後も金利が上がらないという考えは危険です。もちろん返済途中に金利が上昇する可能性がありますので、金利の低さだけに目を奪われず、将来のリスクを考えて資金計画を立てなければなりません。
○無理のない返済期間の設定を
固定金利型であれば、少なくとも将来の返済負担が増えるリスクはありませんので、返済プランは全期間固定金利型で想定するのが望ましいでしょう。
変動金利型を選択するとしても、今後金利が上昇するリスクを踏まえたうえで、借入額を65歳(定年)までに完済できる金額の範囲に抑えることが大切です。
また、ローンの一部を変動金利にして一部を固定金利にする方法もあり、そのプランは多種多様です。こういったリスクやメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った金利プランを選択するのが重要となってくるでしょう。