日銀の金利引き上げを受けて、多くの金融機関が変動型金利を引き上げる中、メガバンクの三菱UFJ銀行が新規契約者向けに最優遇金利0.345%に据えおきました。
■低金利のネット銀行
ネット銀行は有人店舗を持たず、人件費や店舗賃料などのコストがかからない点で、有人店舗を持つ金融機関より有利であるといえます。
住宅ローン市場では、ネット銀行が変動型で最優遇金利0.3%前後の低金利で優勢な状態が続いていました。
■付帯サービスの充実させる銀行も
三菱UFJ銀行がネット銀行に低金利競争を仕掛けたのをよそに、その低金利競争から距離を置き、違う形で勝負する金融機関も出てきました。
東京スター銀行では、住宅ローンの借入者が保有する預金残高に応じて金利が優遇され、金利負担を実質ゼロにする<預金連動型住宅ローン>を再開しました。
付帯サービスを充実させることにより、低金利とは別の側面で顧客にアピールしています。
■一方、ネット銀行の動向は…
住信SBIネット銀行は、昨今の物件価格の高騰を鑑み、住宅ローン借入額の上限を2億円から3億円に引き上げました。団体信用生命保険(団信)の保障額も増やし、さらには団信の対象となる病気などを幅広くカバーし、内容を充実させるといいます。
■変わらぬ変動型有利
日本では、約8割の人が変動金利を選択しますが、金利が上がるリスクが不安視される中で、金利が変動しない固定型も注目を集めることになりそうです。しかしながら、固定金利は長期金利上昇のあおりを受けて、高止まり傾向が続いています。しばらくは変動型が有利である状況が続くと見られています。