住宅の価格上昇が続く中で中古住宅への関心が高まってきています。新築に比べて購入価格を抑えられるほか、戸建て住宅の場合は中古が主な選択肢となっている地域も多くあるためです。しかし、中古でも物件価格は上昇傾向で、尚且つリフォームなどに費用がかかることから資金計画には注意が必要です。
中古住宅購入時に発生する費用とは?
・売買契約時における手付金
・不動産仲介業者に支払う仲介手数料
・リフォーム費用
特に、発生する費用の中でリフォーム費用が占める割合は大きく、築年数が10年を超える住宅は購入時になにかしらのリフォームが必要になる可能性が高くなります。物件の状況により、クロスの張替え等の手直しで済む場合もあれば、大掛かりな修繕が必要な場合もありますので、建物や設備がどれぐらい劣化しているかを調べて必要な費用を見積もってもらうと良いでしょう。
費用はどう用意すればいいの?
では、こうした費用はどのように用意すればよいのでしょうか。まず、手付金や契約までの費用は事前に確保しておくのが基本です。そのうえで、物件の購入代金は住宅ローン」リフォーム費用はリフォームローンを必要に応じて金融機関から借り入れすることになります。
不動産流通推進センターによると、中古住宅の成約件数は過去10年間で37%増えており、最初は新築を考えていても、最終的に中古を選ぶ人が少なくないといいます。
戸建ての中古住宅の価格は千差万別ですが、通常は近隣の新築より安くなります。しかし、新築では発生しない費用がかかったり、手数料が膨らんだりするので資金計画をしっかりと練り、慎重に選択するようにしましょう。