「催告書」とは相手に約束した行為を請求することを意味します。
住宅ローンの返済を滞納していると送られてくる催告書は「早く支払ってください」という文面です。 (督促状は普通郵便で届くのに対して、催告書は内容証明で届けられます。)
催告書は法的手続きへ移行するための前提になる書類であり、金融機関からの最後通告です。 住宅ローンを滞納し、催告書が届いても指定された期日までに指定された金額を支払うことができれば当面の問題は解決となります。 しかし様々な理由からローンの支払いが困難と判断された場合、最終的には「競売」にかけられることになります。
●催告書が届いたら
絶対にしてはならないこと=「無視をする」「見ても何もしない」
金融機関から催告書が手元へ届いたら必ず次の3つのことを実行してください。
①金融機関に連絡し、住宅ローンの支払いについて相談する
催告書が届く数ヶ月前から金融機関からは「電話連絡」「来店依頼」「督促状」といった形で、相談の機会を何度も通知されます。 この機会を無視したり何もしないでいると自体は深刻化するだけです。 まずは連絡をして、今後の支払いについて相談しましょう。
②滞納している指定の金額を支払う
一時的に指定の金額を支払うことができたとしても収入減等の根本的な問題解決ができていなければ同じことの繰り返しです。 ローンの支払いが困難である状況が本当に改善されているのかどうか真剣に見極めましょう。
③任意売却を考える
催告書に記載されている金額を期日までに支払えなかったり、収入の改善見込みが期待できないと思われたら、 競売の手続きに入ってしまう前に信頼できる任意売却専門業者に相談してみましょう。