定年で退職する際、住宅ローンの残債務があった場合に、「退職金で一括返済したい!」とお考えになる方も多いのではないでしょうか。今回は、退職金による一括返済について解説いたします。

■一括返済するメリットとは

①支払う利息が無くなる

→残債務に課されるはずだった利息が無くなるので、完済までの総支出額を減らすことが出来ます。

 

②毎月の支払から解放される

→定年退職し、その後に再就職した場合でも、収入が減ってしまうケースがほとんどでしょう。収入が減少した場合、毎月のローン返済が家計を圧迫する可能性もあります。一括返済をすれば、毎月の支払いが無くなるため、それだけで家計に余裕がでてくることも考えられるでしょう。

 

■一括返済をするデメリットとは

①老後の資金が不安

→退職金で一括返済をすると、貯蓄が減り、資金が足りずに支障が出てくる方も出てくるかもしれません。毎月の支払いが無くなったとしても、貯蓄が減ることについて不安を感じる方も少なくないと思います。

 

②団信について

→団信とは、正式には「団体信用生命保険」といって、住宅ローン返済中に死亡したり高度障害になってしまったりした場合に、それ以降の住宅ローンの返済が無くなるという保険です、住宅ローンの借入をする際に、ほとんどの人が団信に加入します。
定年後、退職金で一括返済をしなかった場合、自身に不幸があっても団信によってローンの支払いが無くなり退職金を残すことが出来ます。
しかし、退職金で一括返済した後に自身に不幸があっても、もうすでに退職金で返済していますから、その返済したお金が戻ってくることはありません。

 

■まとめ

退職金で一括返済するかどうかは、自分の健康様態や、一括返済をした後の生活をよく考えた上で判断する必要があります。
老後の資金が残っているかどうか、老後はどのようにして働き収入を得るのかなど、総合的に考えて一括返済を検討しましょう。